前回、学科のことを書き過ぎて、広報担当にマジに怒られたアクワイアの横山栄介です。
・公開前の情報を書き過ぎ
・文章が長い。読みにくい。
・オチがない。おもしろくない
と、ダメだしのオンパレードでした。
ぐすん。
今回は、「剣と魔法と学園モノ。3D」のシナリオについてお話させていただこうと思います。
本作のシナリオは、完全新規です。
前作のエンディング後のお話にはなりますが今回からプレイされる方でも、前作のお話を忘れてしまった方でも、全く問題なくお楽しみいただけるものになっておりますので、ご安心&ご期待ください。
シナリオのテーマは「夢」です
キャッチコピーは「…それでも、叶えたい夢がある――。」です。
今回は、どんなキャラクターたちが登場し、どんなお話になるのか、そのあたりを書こうと思ったのですが、広報担当が背後に立って監視しているので、諦めました。
締切に終われる作家さんの様な気持で、何を書けばいいのか頭の中がグルグルしてきましたが、キャッチコピーを見ていて、ふと、思い出したことがあるので、少し、昔話をさせていただこうかと思います。
みなさんは、夢がありますか?
僕は、子供のころからテレビゲームが大好きで将来は、ゲームを作る人になりたいと思ってました。
子供の僕には、ゲームは絵が動いているものだという認識だったので「絵が描ける人がゲームを作っているんだ」と信じ、絵描きの道へまっしぐら。
中学、高校に進み、そのころには、プログラマーとか、いろんな人がいてゲームが作られていることを知っていましたが、絵の楽しみを追ってしまい、最終的には美大にいって油絵をがっつりやることに。
美大で油絵を描いていても、ゲームを作る人になるという夢だけは消えておらず就職活動では、ゲーム会社だけを受けました。
デザイナーとして片っ端から受けましたが、全部落とされました。
それでも、夢を諦められず、とあるゲームパブリッシャーのプロデューサー職を受けることにしました。その会社は、内部に開発スタッフがいない会社だったので、プロデューサー職しかなかったのです。
ゲームプロデューサーが、というか、そもそも、プロデューサーという職業が何をする人かなんて、まるで分かっていませんでしたが、とにかくゲームを作る人になりたいという気持ちだけで突き進み、その会社に採用していただきました。
あれから数年。
結局僕は、ゲームのデザイナーにはなれませんでしたがいろいろなゲームの担当をさせていただき、その会社を辞めました。
「…それでも、叶えたい夢がある――。」
デザイナーでなくてもいい、とにかくゲームを作る人になりたいと思っていた日も前の会社を、悩みに悩んで辞めることを決めた日も、きっと、こんな気持ちだったんだと思います。
本作のシナリオは、自分が担当になる前に、ほとんど完成しておりました。
そのテーマやキャッチコピーが、若いころの自分と、今の自分に、こんなに重なる言葉だったとは驚きました。
ゲームと現実は違いますし、青臭い話と笑われるかもしれませんがぜひ、多くの方々に、今回のシナリオをプレイしていただけたらと思います。
で、また、話が長いし面白くないし、背後から広報担当の舌打ちも聞こえますが今日はここで終わりにさせていただければと思います。
「ととモノ。3D」のシナリオにも、ぜひ、ご期待くださいませ